サイゾーの腐男子特集
遅くなってしまいましたが、サイゾー(2008年12月号)で組まれた腐男子特集の記事を書こうと思います。この雑誌では、今回が2回目の腐男子特集らしいのですが、前の特集は見ていません。
今回の特集は、腐男子やBLの紹介をするだけでなく、読者にも腐男子になってBLを楽しんでもらうべく、BLのイロハを伝授する…というような企画のようです。用語集や作品レビューに座談会等、結構盛り沢山でした。
まず、腐男子のセクシャリティの話から。男性でBLを好むのは、ゲイかバイだと思われることがよくありますが、BL愛好者にはヘテロ男性もいることが説明されていました。ヘテロ男性の愛好者の存在は、ヘテロ女性より理解されにくいところがあるようです。逆に、男女の恋愛物を好んで読むのはヘテロだけだと思われることも、そんなになさそうなんですけどね。
女性のセクシャリティについては、色々言われてきましたが、基本的にはヘテロであることを前提にされています(それも偏りなんですが)。
BLにもゲイマンガに近いものがあるということが触れられており、ゲイマンガとBLマンガの見分け方(描き手の立場から見る違い)を田亀先生に聞く…という企画もありました(マンガって書いてあった位だから、BLの中でも推奨しているのは小説よりマンガっぽい)。
両者の違いについて、先生は、「BLは“恋愛主体”という気がします」と仰っていました。また、“関係性のドラマ”をBLのフォーマットとして捉えているそうです。
確かに、BLにおいては、上記の要素は大事ですね。BL読者の中には、「BLはポルノではない」と考える人が結構いますが、恋愛主体であることが理由の一つになっていると思います。
あと、ノンケ腐男子の存在についても先生の意見が求められていました。一部を引用します。
昔ながらのラブドラマを求めて…というのは、女性がBLを読む理由として挙げられることもありますね。今時の少女マンガには、そういうのが少ない(?)とかで。
同じ男性同士でも、買うならBLの方がハードルが低いかもしれませんが、そんなに見分けようと構えなくても良いような気もします。BLとして出版されたものじゃないけど、BLっぽいのもあるし。表紙とかあらすじで興味持ったなら、読んでみたら良いのではないかと思います。
あと、先生のコメント外の枠にあったゲイマンガの紹介で、ガタイのいい男がお約束でBLにはない体毛もしっかり描かれている…という風に書かれていましたが、一部BLには体毛あります。あと、ガタイのいい男性のことばかり持ち出されるのも、それはそれで偏りがあると思います。
腐男子と腐女子の座談会では、やはり、ショタとか見た目の可愛い男の子キャラが、BLの世界への入口となっていることが多いというようなことが語られていました。
話の中で、BLが好きなゲイを腐男子と呼ぶことは間違いではないかという提言も出てきました。
「腐」という言葉の意味次第では、そうだと思います。ただ、「腐」の意味も一つではないし、腐男子の定義もそんなに明確でないことを考えると、何とも言えないですね。でも、どのセクシャリティの人が同性同士のフィクションに興味を持っても、何でもかんでも特殊なことに捉えなくても良いとは思っています。
腐男子は存在することすら疑われることもありますが、昔から男性のBL読者はいたのですよね。今後、こういう特集が増えたら、また認識も変わるのかもしれないですね。
今回の特集は、腐男子やBLの紹介をするだけでなく、読者にも腐男子になってBLを楽しんでもらうべく、BLのイロハを伝授する…というような企画のようです。用語集や作品レビューに座談会等、結構盛り沢山でした。
まず、腐男子のセクシャリティの話から。男性でBLを好むのは、ゲイかバイだと思われることがよくありますが、BL愛好者にはヘテロ男性もいることが説明されていました。ヘテロ男性の愛好者の存在は、ヘテロ女性より理解されにくいところがあるようです。逆に、男女の恋愛物を好んで読むのはヘテロだけだと思われることも、そんなになさそうなんですけどね。
女性のセクシャリティについては、色々言われてきましたが、基本的にはヘテロであることを前提にされています(それも偏りなんですが)。
BLにもゲイマンガに近いものがあるということが触れられており、ゲイマンガとBLマンガの見分け方(描き手の立場から見る違い)を田亀先生に聞く…という企画もありました(マンガって書いてあった位だから、BLの中でも推奨しているのは小説よりマンガっぽい)。
両者の違いについて、先生は、「BLは“恋愛主体”という気がします」と仰っていました。また、“関係性のドラマ”をBLのフォーマットとして捉えているそうです。
確かに、BLにおいては、上記の要素は大事ですね。BL読者の中には、「BLはポルノではない」と考える人が結構いますが、恋愛主体であることが理由の一つになっていると思います。
あと、ノンケ腐男子の存在についても先生の意見が求められていました。一部を引用します。
BLに描かれている恋愛は昔の少女マンガを彷彿とさせるので、昔ながらのメンタルなラブドラマを求めていたノンケがBLに行き着いた……というケースはある気がします。ただ、私が高校生の頃にゲイ雑誌は買いにくかったけれど、BLマンガ誌なら抵抗なく買えていたように、『腐男子』というハードルが『ゲイ』よりも低く設定されているのは明らか。『ゲイ』的な要素を持っているけど、そのハードルを乗り越えられない方々が、腐男子の層にどっと流れ込んできている現象は確実にあると思います。(p.126)
昔ながらのラブドラマを求めて…というのは、女性がBLを読む理由として挙げられることもありますね。今時の少女マンガには、そういうのが少ない(?)とかで。
同じ男性同士でも、買うならBLの方がハードルが低いかもしれませんが、そんなに見分けようと構えなくても良いような気もします。BLとして出版されたものじゃないけど、BLっぽいのもあるし。表紙とかあらすじで興味持ったなら、読んでみたら良いのではないかと思います。
あと、先生のコメント外の枠にあったゲイマンガの紹介で、ガタイのいい男がお約束でBLにはない体毛もしっかり描かれている…という風に書かれていましたが、一部BLには体毛あります。あと、ガタイのいい男性のことばかり持ち出されるのも、それはそれで偏りがあると思います。
腐男子と腐女子の座談会では、やはり、ショタとか見た目の可愛い男の子キャラが、BLの世界への入口となっていることが多いというようなことが語られていました。
話の中で、BLが好きなゲイを腐男子と呼ぶことは間違いではないかという提言も出てきました。
ゲイがBLの妄想をしたところで、それを“腐っている”とは言えないと思う。(p.129)
「腐」という言葉の意味次第では、そうだと思います。ただ、「腐」の意味も一つではないし、腐男子の定義もそんなに明確でないことを考えると、何とも言えないですね。でも、どのセクシャリティの人が同性同士のフィクションに興味を持っても、何でもかんでも特殊なことに捉えなくても良いとは思っています。
腐男子は存在することすら疑われることもありますが、昔から男性のBL読者はいたのですよね。今後、こういう特集が増えたら、また認識も変わるのかもしれないですね。
